マレンロウ・グループ・ジャパン株式会社 ローンチ Posted on

2017年7月10日、世界最大級のエージェンシーグループInterpublic Group傘下であり、クリエイティビティを核とした統合型マーケティングコミュニケーションネットワーク「マレンロウ・グループ」が、より挑戦的なネットワークの構築を推し進めるべく、マレンロウ・グループ・ジャパン株式会社(MullenLowe Group Japan Inc./本社:東京都渋谷区/代表取締役:ジェームス・ホロー 以下、マレンロウ・グループ・ジャパン)をローンチしました。これにより以下の3つのコアブランド体制が発足し、日本国内においてもグローバルが持つすべての機能が提供できるようになりました。

マレンロウ・グループ・ジャパン内のコアブランドとその役割

・MullenLowe Tokyo:クリエイティビティに特化したマーケティングコミュニケーション
・MullenLowe Profero:デジタル時代を見据えたユーザー体験主導型のビジネストランスフォーメーション
・MullenLowe Mediahub:クリエイティブとアジャイル型に特化したメディアネットワーク

マレンロウ・グループ・ジャパン誕生までの歴史

2005年
世界最大の独立系デジタルエージェンシーProfero(本社:英ロンドン)を日本にて設立
2014年
マレンロウ・グループとProferoネットワークとの資本提携を機に、MullenLowe Proferoとなる。わずか3年間で売上350%の急成長を遂げる。
2017年
MullenLowe Profero のデジタルトランスフォーメーションを基軸に、クリエイティブ×メディアの経験とグローバルグループの総合力を結集させた統合型エージェンシーネットワーク、マレンロウ・グループ・ジャパン発足

マレンロウ・グループ・ジャパン、ローンチの背景

マレンロウ・グループ・ジャパンは急加速的な成長においてProferoを母体とするデジタルエージェンシーの領域を超え、統合的なソリューションをクライアントならびに消費者へ提供してきました。そして、日本市場における以下の2つのビジネスニーズの変革に対応すべく、強力なエージェンシーネットワーク体制を発足することといたしました。

1.プログラマティックメディアとクリエイティブの融合
2.データサイエンスに基づいたデジタルトランスフォーメーション

1.プログラマティックメディアとクリエイティブの融合

MullenLowe TokyoとMullenLowe Mediahubの専門知識をシームレスに組み合わせ、よりローカルの文脈に沿うコミュニケーションソリューションを設計し、最適化されたブランドコンテンツの制作が可能になります。これにより、今後発展が見込まれるプログラマティックなメディア展開の中でも、ダイナミックかつ迅速なコンテキスト開発を実現していきます。

世界中のマレンロウ・グループ各社は、クライアントに対するUnfair Share Of Attention(不当に思えるぐらいの強い関心を得ること)という共通の目的で結ばれています。消費者に対してクリエイティビティ溢れるアプローチを、プロジェクトに応じて様々なスキルセットを垣根なく組み合わせることで、クリエイティブ × メディアが融合された形で提供しています。このような、有機的なチーム編成アプローチをマレンロウ・グループ・ジャパンではHyper Bundlesと呼んでいます。

デジタルネイティブの強みをさらに活用し、あらゆるスケールのコンテキストを理解・整理し、洗練されたメディア戦略やアドテクツールを導いていきます。

2.データサイエンスに基づいたデジタルトランスフォーメーション

マレンロウ・グループ・ジャパンのブランドの1つである MullenLowe Profero は、新たに定義するデジタルトランスフォーメーションサービスを日本にもたらします。データサイエンスの分析能力を備え、豊かなデジタル体験を目的とした設計に力を注ぐことで、顧客のビジネス全体に及ぶ圧倒的なアドバンテージを生み出すことができます。

MullenLowe Group, North Asia CEO兼MullenLowe Profero APAC CEO
Vincent Digonnetのコメント:

統合されたAPAC(アジアパシフィック)ネットワーク上にあるアジア各国のオフィスとも密に連携することによって、マレンロウ・グループ・ジャパンは真のデジタル時代に対応するエージェンシーとして誕生します。戦略コンサルタントはプロセス主導型で、テクノロジーカンパニーはシステムの構築と供給を行うことが主な仕事。エージェンシーは、顧客体験を強化することで価値を創造することです。戦略コンサルタント、テクノロジーカンパニー、エージェンシー、その3つの要素が弊社には蓄積されています。

Vincent Digonnet
前職ではRazorfishのExecutive Chairman APAC,Chief Growth and Transformation Officer Internationalを務めた。2017年よりMullenLowe Groupに参画。

ブランドロゴの意味と東京オフィス

マレンロウ・グループのロゴはタコがモチーフです。タコは1つの身体からその手をさまざまな分野へ伸ばします。挑戦的な考え方、起業家精神、協調性などを表現しています。

マレンロウ・グループ・ジャパンのメンバーは、スタートアップ企業のメンタリティを持ち、あらゆる才能の多様性を特色としています。平均年齢は29歳、全員がデジタルネイティブ。メンバーの出身地域は10ヵ国を超え、国際的な価値観と多様なカルチャーが根付いています。すべてのメンバーが日本語を話し、その80%はバイリンガル、20%はトライリンガルです。多様性と豊かな文化的背景がクライアントと消費者を結びつける提案を可能にします。

合弁事業終了のお知らせ

マレンロウ・グループは、JVパートナーとして歩んできた株式会社スタンダード通信社との合弁事業を双方合意の上で終了したことをお知らせいたします。

15年以上の長きにわたる日本市場でのパートナーシップの成功に対し、改めて感謝の意を表するとともに、今後のさらなる発展を祈念いたします。

※過去6年連続で「最も効果的なエージェンシーネットワーク」に選出。the Effie Effectiveness Index(http://www.effieindex.com/